脂肪注入法による豊胸術のリスクや注意点
脂肪注入法とは、自分の体の他の部分の脂肪を吸引して、その吸引した脂肪をバストに注入する豊胸術です。メスを使用しないのでダウンタイムも比較的短く、また傷跡が残りにくいのが特徴の一つです。ただ、脂肪採取部位と注入した胸と、数箇所に痛みや内出血を起こすので気をつける必要があります。術後は一週間は様子を見て、腫れや痛みは2週間ほど続き、吸引した箇所もやはり2週間ほど皮下内出血などが続きますので、その時期は痛み止めで抑えるようにして乗り切るようにします。
豊胸術といえど一般的な手術と変わらないため、術後に起こるリスクや後遺症とは切っても切り離せない関係にあります。脂肪注入法の術後に考えられるリスクは、注入した脂肪が壊死して感染症を伴う危険性です。脂肪の壊死は、一箇所にたくさん脂肪を注入したり、脂肪を注入する量が大量になった場合に起こりやすいとされています。その他に考えられる後遺症としては、石灰化やしこりができることです。
注入量が多いと脂肪同士が固まってしまうので、あまり多くの脂肪を注入することができず、サイズアップは1~2カップになるのが現状です。また、一部分にだけたくさん注入するのではなく、まんべんなく胸の様々な組織に脂肪を注入しなければなりません。脂肪を採取した部分の皮膚が吸引後に滑らかにならず、凸凹してしまう可能性があるのもリスクの一つと言えます。脂肪注入法の豊胸術は、体にかかる負担も少なくてすみますが、その分必ずリスクや注意点があることもしっかりと把握してから施術を受けるようにするのが望ましいでしょう。
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